紀伊半島シンポジウム「森林とシカと人間の暮らしを考える」
紀伊半島研究会と奈良女子大学共生科学研究センターの共催によるシンポジウム「森林とシカと人間の暮らしを考える」が28日(土)13時より奈良女子大学で開催されました。今、シカやイノシシが増え、森林や人の暮らしに影響を与えている時、特にシカが森林に及ぼす影響についての報告やシカ個体群の歴史的観点から見直そうという観点の報告があり、熱心な議論を呼びました。単純にシカの個体数が増加していると言えるのか、単に昔の状態にもどっているだけではないか、あるいは里山の回復というが昔は人里近くでは禿山だらけだったのではないかという話は現状を理解する上で重要な知見でした。とは言ってもシカやイノシシが増え田畑を荒らしているのも事実で、捕獲して「ジビエ料理」の材料とする活動の報告もありました。懇親会では、シカやイノシシ肉のハンバーグ、ぼたん鍋などがふるまわれました。大変盛況なシンポジウムでよかったです。
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