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農業に賭ける

世の中のコロナ騒ぎをよそに、追分地区では、農作業が休むことなく続けられています。
この丘陵地の広い農場には、爽やかな風、青く澄んだ広い空、木々の緑、オゾン、きらきら輝く日の光、奈良盆地や若草山を一望する眺望があり、蝶が舞い虫が這い、草いきれが匂う・・そして若者たちの笑顔もあります。大自然の恵みを満喫できる場所でもあります。

時は春、
日はあした(朝)、
あしたは七時、
片岡に露みちて、
揚げひばり空に啼く
かたつむり 枝に這い
神、空にしろしめす。
すべて世は事もなし

18世紀のイギリスの詩が、追分では、まさに現実のものなのです。このご時世でも「すべて世は事もなし」と思える平和で穏やかな天空の農場です。
今、コロナショックのなかで、人間のいのちと暮らしを真に守るのは、大自然の恵みであることに、人々は気づかされたのではないでしょうか?大自然の尊さ、大切さを知る機会となったでしょう。有史以来、営々として築いてきた農業の営みが高度科学技術の発達した社会で忘れられてきましたが、この衝撃的なコロナショックの後の社会では、一次産業が新たな眼で見直されてくると思います.当研究所では、これまでも環境の問題やSDGsの課題に取り組み、追分地区では梅、橘、ハーブなどの育生に関わってきましたが、基幹的産業としての農業に本腰を入れて取り組み、新たな展開をしたいと考えています。

写真は、いち早く草刈りで農業の実体験を始めた大石所長です、遠景に若草山が見えます。

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