11月11日(土)13時より第二回全国庚申フォーラムが奈良町にある徳融寺で、奈良地域デザイン研究所・奈良町資料館の後援で、開催されました。まずは奈良町資料館館長の南哲朗氏が全国庚申フォーラムの趣旨について説明しました。
基調講演は、帝塚山大学前学長の岩井洋氏が「庚申信仰と奈良」と題して行いました。この中で、南方熊楠の必然と偶然の接点となる「萃点」に関する話が興味深いものでした。
この後、庚申さんの絵画展の入賞者の表彰式、天理大学付属参考館学芸員の中尾徳仁氏による「天理参考館道教関連資料」の紹介、大阪産業大学4回生の豊田佑輝氏による「奈良市のゲストハウスの現状と新たな交流拠点としての可能性」、質疑応答がありました。最後に奈良地域デザイン研究所の村内俊雄代表より、研究所の活動についての紹介と閉会の挨拶がありました。
興味深い講演と、大勢の参加者があり、成功裡にフォーラムが終了しました。